中小企業家同友会のシニア部会が中心となってレインボーコンサートなるものが企画開催されました。ダイバーシティ委員会もバックアップしていて私ははっぱオールスターズの出演を段取りしました。
レインボーコンサートの主役は天羽柚月さんです。重度の言語障害と肢体不自由があります。天羽さんを演奏で支えているのがギターの南部なおとさん。私より少し年上ですが、ギターも歌も上手くてカッコイイ。
天羽さんは高校生の頃に症状が出始めどんどん進行してきています。コンサートでは紅白歌合戦にでることを亡くなったお母さんと約束したという話をしてくれました。言語障害があるので歌詞はよく聞き取れないのですが、歌声に魂を感じました。不思議です。
コンサートの後、同友会の代表理事からこんな投げかけをされました。
天羽さんに「そんなに頑張らなくていいんだよ。ちょっと休憩してもいいんだよ。」と声を掛けたら天羽さんはなんて答えるか想像してみて。
上手に回答できなかったので持ち帰って社員さんと一緒に考えました。その結論はおおよそこんな感じです。
「全然大変じゃない。やればやるほど夢の実現に一歩一歩近づいていて楽しい。もっともっとやりたい。」
なぜ仕事をするのか。仕事は苦役なのか、自己実現なのか、単なる義務か、それとも使命か。そんなことを考えさせられた有意義なコンサートでした。