全員一致の原則、ってなんだ???

所属している神奈川県中小企業家同友会の役員研修会に参加してきました。第一部は同友会が何を大切にしてどういった原則で運営しているのかをまとめたテキスト「同友会運動の発展のために」をみんなで学ぶ2時間です。私がリード役を務めさせていただきました。立派な経営をされている先輩経営者を前に非常に僭越ではあったのですが、指名していただいたので、最善を尽くしてきました。

同友会が大切にしている原則の中で私自身が大切にしていきたいことは、このブログでも度々でてくる「全員一致の原則」です。ただ、組織において全員一致ってあると思いますか? 2,3人ならまだしも10人近くになると、全員が一致するということは不可能に近いと思うんです。

でも、なぜ、同友会は全員一致に拘るのか。それは、労働組合をはじめとした労働闘争などの労使紛争を経験してきた先達が悩みに悩んでたどり着いた結論の一つだったからです。全員一致を試みるには兎に角話し合いをしつこいほど積み重ねる必要があって、仮に完全一致に至らなくとも、その過程が大切で結果として組織が強くなる、との気づきがあったと自分は理解しています。その過程の中で労使の相互理解と関係の質の向上が図られ、結果としてよい会社になると、本質的にはそんな感じではないかと自分は理解しています。

この原則を自社に適用することによって、よりよい会社になっていくというということなのです。そのためには山本の弛まぬ成長が欠かせません。頑張ります!(`・ω・´)

同友会の教科書

全員一致の原則