ベストセラー「スラムダンク勝利学」の著者、辻秀一先生のセミナーに参加してきました。中小企業家同友会の仲間である小田原鉱石の高橋社長が主催してくれました。
辻先生は応用スポーツ心理学の日本の第一人者です。30年前に根性ベースだったスポーツ指導に疑問を感じてこの道に入ったそうです。人がパフォーマンスを上げるには「何をやるか」も大事ですが、「どんな心でやるか」も同じように大事だということを様々なワークを通して教えていただきました。これはスポーツに限らず労働や組織運営にも通じます。セミナーの中で「今に生きる」というテーマのワークがありました。吉田沙保里選手のエピソードで説明してくれたのですが、これが今一つピンとこなかったのです。こんなエピソードです。
吉田選手は金メダルをかけた試合の残り3秒でタックルを決めて大逆転をしました。その話を聞いた松岡修造が、自分なら「あと残り3秒もある絶対になんとかなる」と自分に言い聞かせます、と言ったときに吉田選手が「だからあんたはダメなのよ~」と返しました。
うーん、これのどこがダメなのか、これのどこが「今に生きる」なのか、、、
後日社員にこのことを話たらTS君が「今この瞬間を楽しむ」ってことじゃないですか、と感想を言ってくれて漸く腑に落ちました!
結果がどうなるにせよ練習でやった以上のことはできない、だから練習通りやって楽しもうって、余計なことは考えない。こんなご機嫌な心構えがパフォーマンスを上げるコツなんですね。共感します。根性論とは確かに違う!
ヒントをくれたTS君、凄い。!(^^)!