社員が中心

神奈川県中小企業家同友会の小田原支部とダイバーシティ委員会の主催で「第1回雇用創造フォーラムみかさんin小田原」を開催しました。行政、学校、福祉、地域住民、経営者と様々な立場の人たち218名にご参加いただきました。
第一部の基調講演は黒岩神奈川県知事の登壇です。
神奈川県には「神奈川県当事者目線の障害福祉推進条例」なるものがあります。なぜ「当事者目線の」という修飾が付いているのか、その経緯と理由をわかりやすくお話していただきました。背景には津久井やまゆり園の建て替えに際して、障害者の家族、支援者のみを見て障害者福祉を考えていた黒岩知事の苦い経験があります。障害者支援の中心には当事者が居ることを忘れてはなりません。会社経営においても、会社は社員で構成されており、常に社員が中心にいるということを忘れてはならないと気づかされた講演でした。
最後に主催者を代表して小生が閉会の挨拶をしました。( *´艸`)
来年の第2回も頑張ります。ヽ(^。^)ノ

 

www.pref.kanagawa.jp

  



三命とは

障害者雇用がその人の運命を変えることがあるんですねぇ。ダイバーシティ委員会の新春例会で京都からお招きした(有)ブランブルーの石井社長の事です。

石井社長は障害者雇用後に同友会に入会するまで、企業なんだから設ければそれでいいだろ、と考えていて、自分中心な経営をしていたそうです。社員には給与を支払っていればそれでOK。社員さんが業務が嫌という理由で退職したら、また雇用すればいいじゃん、って感じだったそうです。

それがあることがきっかけで障害者雇用を始め、その後同友会に入会し、経営指針を作成することで経営に対する考えがすっかり変わっていきました。

都同友会の経営指針作成道場ではまず三命をとことん追求するそうです。三命に対する考察が浅い中で経営理念を考えても美辞麗句に終始した中身がないものになると、、、ちょっと耳が痛い、、、(^_^;)

ところで、三命とは。

【宿命】自分はどうやって生まれたのか。両親が居て出会って交わって、そのまた両親がいて、そして、そのまた両親が、、、たまたま偶々の積み重ねなんですよね。その偶々の積み重ねから自分の命がある。それにどんな意味があるのか。

【運命】その授かった命をこれまでどのように命を運んできたか。

【使命】これから、その命を、何のために誰のためにどのように使うのか。

この3つをとことん突き詰めて腹落ちさせてから経営理念の作成に入るそうです。とても勉強になりました。

ロジナスの経営理念は浅い、もっと深めなければ。(`・ω・´)

そして、石井社長から経営とはという問いかけをもらいました。
これまで経営とは、と問われたら

「ロジナスに縁ある人の生活の質の向上の支援」

と応えていましたが、今回の例会で拡張することができました。
今はこのように応えています。

「ロジナスに縁ある人の運命、使命をその人にとってより良いものにしていく支援」

 

↑石井社長と横須賀ドブ板通りの濃いぃお店で深夜まで語り合い。(^_^;)

 

目指していることは同じ

先日の神奈川労働局でのセミナーをきっかけに川崎市の行政の方々がロジナスを訪問してくれました。

我々中小企業の人間は行政のことをよく知らないし、行政の人は中小企業の実際をよく知らない。でも、目指していることは同じで、よりよい地域を創造していくということなんです。だからお互いを知るこういった機会はすごく大事。特に川崎市は企業の障害者雇用の後押しに力を入れていて本気で、弊社の取り組みが参考になると思っていただけたようです。有り難いです。
その期待に応えるにはまだまだ会社の力が足りません。会社の力を伸ばせるように社長の器を拡張していきます。頑張ります。ヽ(^。^)ノ

↑企業応援センターと川崎市行政関の方々

blog.yamamoto.loginas.co.jp

外的コントロールは悪???

日本リアリティセラピー協会が開催するリアリティセラピー集中中級講座(3日間)を受講しました。集中基礎講座、基礎プラクティカムの続きです。今回は受講生が10人と多く、かつ質問や意見も活発で非常に有意義な議論が沢山あり、多くの学び・気づきがありました。

・外的コントロールそのものに良し悪しはない。日常生活において外的コントロールをよって自分もしくは近い人の欲求充足の阻害になる場合はやめたほうがよい。

・カウンセラーは常に中立である必要があるので、カウンセリング中の外的コントロールはご法度。

※外的コントロール:自分の言動が直接他人を動かせるという考え方、およびその考え方に基づいた関わり方。

例えば、たまたま虫の居所の悪い園児が朝の挨拶をしない、という場面で、幼稚園の先生が「〇〇ちゃん、おはようの挨拶は~、あれ、今日はお口を忘れてきちゃったかな~、(*^^*)」と声がけしたとしましょう。これって多分に外的コントロールの要素を含んでいるのですが、別にいいじゃんって思うわけですよ。だって、その声がけそのもので誰かの欲求充足の阻害をしているわけでないから。

例えば、細かい食べ方のお作法で怒鳴るおやじが作る美味いラーメン屋。おやじの言動は超外的コントロールですが、お客もそれを承知してるし、ラーメン美味いし、ってことで欲求充足できてるし、嫌なら来店しなければいいし。

だから、外的コントロールを世の中から排除するってことはどうでもよくって、他人の欲求充足を阻害する行為を無くすように心がけて日常を送ることが、結局は自分の欲求を満たした豊かな人生を過ごすポイントになる、と理解できました。とても充実した3日間でした。研修に参加できる日常があることに感謝です。社員さん、奥さん、ありがとうございます。ヽ(^。^)ノ

↑学びの仲間と山川先生。

 

1月度集合日

今年最初の集合日です。今年も無事集合日を開催することができました。開催できること自体が本当にありがたいことです。本当に感謝です。集合日の主目的はチームビルディングなので、成果として協力意識とか社員間の絆とかの醸成を期待するわけですが、それはそれとして開催できることそのものにも大きな意義があると感じます。
今年も無事毎月開催できますように。社員さんに感謝していきます。

↑ts君の心理的安全性のプレゼンの様子。シンプルに良くまとまってました!

↑HD君による地震情報のプレゼン

↑そして津波に備えて高台へ。地震情報プレゼンの後だけにみんな真剣。

↑今月のゲーム大会はマリオパーティー!

↑優勝景品贈呈

↑今月の誕生日はYI君

 

戦争なんて起こらない

神奈川県中小企業家同友会ダイバーシティ委員会の12月例会は、酒を飲みながら映画を見て、その後大望年会という楽しさ満載の内容でした。
スペシャルオリンピックスってご存じですか?知的障害者やダウン症の方を参加対象としたオリンピックで海外ではパラリンピックより大きな規模で開催さえています。今回の上映はスペシャルオリンピックのホストタウンで暮らす障害のある子供二人を含む大家族のドキュメンタリー映画でした。色々考えさせられるイイ映画でした。映画の冒頭でダウン症エイミーの父親がつぶやくシーンがとても印象に残っています。

「エイミーは人を憎むことを知らない。人を愛することしか知らない。皆がエイミーを見習えば戦争なんて起こらない。」byエイミー父親

昨今インクルーシブなる言葉をよく見聞きします。企業組織でもD&I(ダイバーシティ&インクルージョン)の必要性が大きく注目されています。
人を愛することしか知らない人の影響って周りに伝播するんですよねぇ。私の自閉症の息子が小中学校と地元の公立学校に通っていたのでそのことがよくわかります。企業組織内にこういった特性を持った人がいると諍い事が減り協力的になることが大学の研究からもわかってきています。これが企業内におけるインクルーシブの本質なのではないか、と私は考えています。
ダイバーシティ委員会の役割は同友会内にこの事実を広め、同友会会員企業がよりいい会社になっていく一助になることです。そして結果として同友会そのものが強くなれば、自ずと自社も強くなっています。今期でダイバーシティ委員会委員長は終わりますが、来年以降も自社の発展、同友会会員の発展のために尽力していきます。ヽ(^。^)ノ

 


↑映画に見入るダイバーシティ委員会会員


↑第二部の懇親会開会挨拶で映画の感想を熱く語る
(すでに酒が入ってます (^^ゞ)

 

12月度集合日

年内最後の集合日です。10年以上使った自作PCがいよいよ廃棄の時を迎えました。今まで動いてくれてありがとう。単純に廃棄するだけではもったいないとのことで、HD君がPCを分解して中がどんな構造になっているのか、どんな部品があって、それぞれがどんな役割をしているのかを説明してくれました。これが意外と言ってはなんですが、みんなの興味を引きました。コンピュータに関わる仕事をしている割には、コンピュータのハード的なところに触れる機会ってほとんどないんですよね。HD君、素晴らしい提案と分りやすい説明をありがとう。ヽ(^。^)ノ
そして、残りの時間を全て使って年一回の第13期経営指針説明会をしました。今回のメインイベントです。経営指針は経営理念に始まり、経営ビジョン、経営方針、経営目標などが書かれていて毎期更新をしています。その経営指針の内容を私から説明し、社内で共有しました。今期が始まって3か月経過してしまっているので、ちょっとタイミングが遅かったのが反省点です。今期は色々と新しいことにチャレンジしていく期になるので、そのことが共通認識になるように丁寧に説明しました。このチャレンジが吉と出るかどうかは、私も含めてみんなの頑張りにかかっています。
今期も楽しく頑張りましょぉ。ヽ(^。^)ノ


↑PC内部構造の説明


↑経営指針説明会風景


↑ゲーム中


↑優勝チーム表彰


最高得点者表彰↑


12月誕生日①↑


12月誕生日②↑


12月誕生日③↑


12月誕生日の面々↑

 

手だけを雇うことはできない

神奈川県労働局主催の障害者雇用促進セミナーで登壇する機会をもらい、Zoomウェビナー開催で250人ほどの方にご視聴いただきました。機会の背景には弊社が障害者雇用の優良認定制度(もにす認定制度)を取得しているということがあるのですが、これと言って特別なことをしているわけではないので、こういった機会は有り難い半面、何を話せばよいのか毎度苦慮します。

今回は就労支援事業所をはじめとした社会的資源の活用に関してお話しました。弊社も雇用が軌道に乗るまでは沢山支援を頂きました。実際の支援もそうですが、いつでも相談できるという安心感がとても心強かったです。
ただ、どんな人でも雇用するということは何れにせよ色々と面倒くさいことが沢山でます。障害者手帳を持ってる持ってないに関わらず、不満が出るし、さぼることもあるし、文句をいうこともあるし、、、。
エルトン・メイヨーさんの名言です。

「手だけを雇うことはできない、漏れなく人が付いてくる」

確かにその通り!
弊社は雇用することによる面倒くささよりも喜びや楽しみが上回るから雇用を続けています。面倒くささが上回るようになったら私は引退の時期なんでしょうね。それまで頑張ります。ヽ(^。^)ノ


↑山本のプレゼン(労働局の方はリアル参加していただいてます)


↑パネルディスカッション風景


↑スタックス星野社長のプレゼン



リモートワークで実習!?

弊社は障害者を含めた実習生受け入れを積極的に行っています。今回はリモートワークでの実習生受け入れを行いました。リモートワーク希望の訓練中の実習生が実際にリモートワークを経験できる機会を提供できるのも弊社の特徴の一つとなりました。単純に嬉しい。(*^。^*)
社員のYI君がメンター担当で、日々の業務指示~振り返り、実習全体の振り返りなど色々とやってくれました。担当する社員さんにとっても、とてもいい経験になります。新しい人との関わりってとてもいい刺激になります。
YI君ありがとう。ヽ(^。^)ノ

実習期間中に実習生の就職先が決まったと連絡がありました。よかったぁ、おめでとう! 弊社での経験が役に立つならこれほど嬉しい事はありません。


↑リモートワーク風景

 

経営者にカリスマは要らない

神奈川中小企業家同友会の年一回の県単位の大会である神奈川経営カンファレンス(通称:かなかん)に参加してきました。私は第五分科会の報告者という大役を仰せつかり、同友会で県単位のイベントで報告するのは初めてで身の引き締まる思いでした。
テーマは「社員との信頼関係を築く経営指針 ~経営者にカリスマは要らない~」とし、同友会に入会して10年、同友会で学んだことをコツコツやってきた実践をありのままお伝えしました。同友会入会前、社員は妻だけでしたが、今は妻を含めて10人の社員がいます。隔世の感があります。私は学生時代リーダー的な役を担ったことは一度もありません。カリスマは全くありません。そんな私がコツコツとやってこれたのは同友会の学びがベースにあります。その上に家族、社員さんの支えがあります。
一定の結果を出してきたと言えますが、これに甘んじることなくより大きな結果を出して、多くの人に貢献し恩返しの人生を歩んでいけたなら素敵です。✨


↑報告の様子


↑かなかんのチラシ



↑分科会会場(素敵!

 

11月度集合日

今月の集合日は新たな仲間が加わりました。ますます賑やかになります。部屋も若干ぎゅうぎゅう詰めの様相です。シリーズになっている心理的安全性のプレゼンはKI君の番です。心理的安全性がなかったが故に起こした大事故の例を説明してくれました。心理的安全性を心掛けていくには、人の話を評価を交えずにまずは素直に聴く、ということが大切です。これって言うは易く行うは難しなんですねぇ。自分と違う意見を聞くと、感情的に反発したくなります。これでは素直に聴いていることにはなりません。素直に聴くことは、正に人として成長するための修行です。
チームビルディングはHD君の提案でコンコードというカードゲームをやりました。単純なルールなんだけど奥が深い。協力すればするほど高得点が狙えるという感じでよくできたゲームでとても楽しめました。なによりコミュニケーションが活発になるのがいいですね!
そして、RT君が新婚旅行のお土産を持ってきてくれました。ベルギーとフランスのチョコです。チョコも美味しかったけど、RT君がチョコの説明をとても興味深く説明してくれたのが楽しかったですね。(^.^)

今日から参加のKK君、一緒にロジナスをいい会社にしていきましょう。これからもよろしくね!ヽ(^。^)ノ


↑I君のプレゼン

↑カードゲームでチームビルディング

↑新入社員K君の挨拶。(^^)/


↑今回のゲームは


↑誕生日プレゼント授与


↑ベルギーとフランスのお土産。



 

ダイバーシティの力で笑顔あふれる未来を創りだす

2023/10/19、20と中小企業家同友会の障害者問題全国交流会in愛知に参加してまいりました。第二分科会は我が神奈川同友会所属の栄和産業伊藤社長の報告で、私が座長を務めました。二日目には600人の参加者の前で「座長のまとめ」なるものの発表があり、とてもいい経験をさせてもらいました。報告内容は「ダイバーシティの力で笑顔あふれる未来を創りだす」がテーマで、伊藤社長がこれまで実践してきた外国人雇用、女性活用、障害者雇用をありのままお話いただきました。色々ご苦労はあったようですが、結果的に全てうまくいったそうです。その背景には伊藤社長の揺るぎない理念と、理念と一貫した行動があったからこそなのだということが、とてもよく伝わる素晴らしい報告内容でした。
ところで、障害者問題の「問題」って何だと思いますか?障害者そのものの問題ではなく、障害者雇用を取り巻く様々な社会問題を指しています。この問題を経営者集団である同友会が「働く」ことを通して解決し、さらに自社の発展につなげていくということを考えます。障害者問題委員会は同友会内でそんなこと推し進めることを役割とした委員会です。神奈川同友会ではダイバーシティ委員会と呼んでいて、現在、私が委員長を勤めております。これからの時代、いろんなタイプの人を生かせるマネジメントができる組織が生き残っていきます。障害者の方を生かすってのはその最前線です。会社経営も同友会も頑張ります。ヽ(^。^)ノ


↑ 報告者の伊藤社長と室長の生駒社長、そして座長の山本



↑座長のまとめ


↑障害者問題の「問題」とは何か。深い、、、

社員は資産

フレッシュな若者二人がロジナスの仲間に加わります。ロジナスを選んでくれてありがとう。(^.^)
いよいよ役員・社員数が二桁の大台に乗りました。規模の拡大が目的ではありませんが、方針に基づいて新卒(相当)社員の雇用を継続していたら規模が拡大してたって感じです。固定費も増加して色々大変なところもありますが、いい会社を作るために人は欠かせません。ドラッカー先生も「社員は資産である。できることなら資産計上の対象としてもいいくらいだ」って言っています。人が資産になるかどうかは教育にかかっています。社員教育は経営者の責任です。二人が自力で稼げるようになるように、私も頑張ります。ヽ(^。^)ノ

 

10月度集合日

今回は3つのプレゼンがありました。山本からは「ダイバーシティ経営とは」、YI君からはシリーズになっている「心理的安全性」、TS君からは「イノベーション推進委員会からの報告」でした。皆さんとてもまとまっていて素晴らしい発表でした。準備ご苦労様でした。プレゼンは聞く人の勉強になるし、発表する人はもっと勉強になるし、いい事づくめですね。これからも続けていきます。
恒例のゲーム大会では、山本が初のトップ賞をゲットしました。といってもゲーム操作は社員さん任せでしたが、、、。でも、高級景品をもらって家族へのお土産ができたので嬉しい。( *´艸`)
社員の皆さん、来月も楽しくやりましょぉ!ヽ(^。^)ノ


↑山本によるダイバーシティ経営とはのプレゼン


↑YI君による心理的安全性プレゼン


↑誕生日プレゼント授与


↑TS君のプレゼンの様子


↑山本、初のトップ賞ゲット!
(ゲーム操作は社員さん任せでしたが、、、(^_^;